中国語ができるコンパニオンは有利になる
外国語のスキルも重要
イベントコンパニオンとして働きたいなら、どのようなスキルがあればよいのでしょうか。
美しい容姿や接客マナーなどはもちろん必要ですが、最近では外国語のスキルも重要とされています。
外国語の中でも特に、これからのイベントコンパニオンに必要とされるのが、中国語に対応できるスキルです。
これからイベントコンパニオンになりたい方、既にイベントコンパニオンとして働いているけれど、他のイベントコンパニオンより抜きん出た存在になりたいとお考えの方は、参考にしてみてください。
目次
世界で中国語を話す人の数は多く、需要が高い
イベントコンパニオンは、イベントや展示会などのブースで受付業務を行ったり、商品の説明をしたりするお仕事です。
近年では、イベントコンパニオンにも中国語を話せる人材の需要が拡大しています。
中国語を話せるイベントコンパニオンの需要が高まっている理由にはどのようなことがあるのでしょうか?
そもそも、世界的に見て、中国は人口の非常に多い国であり、中国語を話す人口の母数は大きい上に、近年、訪日中国人が増えています。
訪日中国人が増えている理由としては、中国が急速な経済成長を遂げており、中国人富裕層の旅行先として日本が選択肢にあがりやすいことがひとつ、それから、2020年のオリンピックに関連して、東京、そして日本が注目されていて、訪日外国人数が増えているということもおさえておきましょう。
その流れで、母数の多い中国語を母国語とする人が訪日数は当然、比例して増えていきます。その結果、イベントでも中国語が話せるコンパニオンが重宝されることになるのです。
中国語で接客できると仕事の幅が広がる
オリンピックが近づいていることもあり中国人観光客は増えていて、ホテル、カフェ、飲食店など中国語を話せる人の求人も増えています。
小規模店舗や地方で中国人観光客が増加する傾向にあるので、もし既に中国語を話せる方であるならば、そういったところを狙うのもよいでしょう。
さて、コンパニオンをするにしても、中国語ができるほうが有利ですし活躍の場が広がります。
すぐに中国語がペラペラにしゃべれるようになるのは難しくとも、「ありがとうございます、いらっしゃいませ、またのお越しをお待ちしております」などの基本的な挨拶を中国語でできるようにしておくだけで、好感度はあがります。
一方、愛想の良すぎる接客や商品をすすめることは、嫌がられやすいので気をつけましょう。
中国語の特徴「四声」について
中国語を学びたいと思ったときに、日本人が戸惑いがちなのが「四声(しせい)」です。四声とは、中国語を発音する際に使う、4種類の声調(音の高低・変化)のことです。
中国語学習者の最大の難関である発音の中でも、基本中の基本になります。 声調というのは、もっとわかりやすくいえば、「声のトーン」のことです。
日本語でも「橋」と「箸」のように微妙に声のトーンが違う事が中国語にもあるということです。
中国語の各音節には、高低アクセントを持っていて、地方によってかなりの差があります。そのため、中国語では正しく四声(声調)・ピンインを発音することがとても大切になるのです。はっきりと発音しないと通じない事もあります。
私達が「中国語を話す人は声が大きい」と感じるのは、このような中国語の特徴も関係しているものと思われます。
ピンインはもちろんのこと、四声は日本語にはない特徴ですので、特に日本人は中国語の発音が難しく苦労しがちです。
中国語と広東語の違いについて
強みのひとつとして、中国語をマスターされようという方もいらっしゃるかもしれません。それなら、中国語と広東語の違いについて注意しておきましょう。この違いについて、ご紹介していきます。
我々日本人的には、標準語と地方の方言という区別がありますが、中国ではまったく事情は変わります。
中国は多くの省や自治区に分かれていますが、それぞれの地区で使われる言葉は方言レベルを通り越し、外国語レベルというほど大きな違いがあるのです。その代表例が、中国語と広東語の違いです。
中国語は北京語とも呼ばれ、北京周辺で話されている中国の標準語です。
一方広東語は広東省や香港で使われている中国語の方言です。大きく分けて、語順の違い、接続語の違い、助数詞の違い、語気助詞の違い、英語の使い方の違いがあります。
これから中国語を始めようという方は、まずは北京語を習われるとよいですし、もし既に北京語は話せるという方であれば、広東語もマスターすれば、さらなる強みとなるでしょう。
中国語が話せるイベントコンパニオンを目指しませんか
急激な経済成長を遂げた中国からの観光客は、ここ数年でぐっと数を増やしました。
それは「中国人の爆買い」などというキーワードにも表れています。さらに、2020年の東京オリンピックを前に、東京および日本が再注目を浴びており、これからますます外国人観光客、特に中国人観光客が訪れることが見込まれます。
中国語を話せる接客業スタッフの需要はますます増えてきます。それは、イベントやパーティーなどにおいても同じですので、中国語が話せるイベントコンパニオンの需要もますます増えていくことでしょう。
中国語には四声とよばれる独特の声調があり、日本人には習得が難しいうえ、北京語や広東語などのバリエーションもありますが、中国語をマスターして仕事の幅を広げ、より高い価値のあるイベントコンパニオンを目指してみませんか。
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